疲労回復と体力アップを図るための方法

体力に余裕があると少々のことでは体が悲鳴をあげることはないかもしれません。しかし、休日はずっと寝ているのに疲れが抜けないという場合は、体力が低下している可能性があります。看護師の仕事は体位変換などの業務で腰に負担がかかったり、夜勤があったり、ストレスが溜まりやすかったりという理由から、疲労が発生しやすいと言われています。そのため、体力不足の状態で無理をして頑張ると、慢性疲労の状態になりやすく、疲労からストレスが生まれるという悪循環に陥ることが考えられます。

そこで、体力不足を感じたら、まずは軽めの運動をすることを提案します。例えばウォーキングで全身を動かす対策などは有効でしょう。看護師の中には、「仕事で体を動かしているから、運動は不要」と考える人がいますが、仕事で全身の筋肉と骨格をバランスよく動かすことはあまりありません。その点、ウォーキングはシンプルな運動ですが、全身を使用するだけでなく、体のゆがみを調整する役割もあります。ですから、体力づくりはもちろんのこと、腰痛や肩こりなどに悩まされている看護師は、休日や仕事の後にウォーキングを実践してみてください。

それから、質のいい睡眠確保し、体力を回復しやすいようにすることもポイントです。仕事が終わったら遊びに行くという人もいますが、遊びはほどほどに抑えておきましょう。適度な疲労は睡眠の質を向上させてくれますが、遊びすぎて疲労が増すようだと寝つきを悪くさせたり、中途覚醒の頻度を高めたりします。休んだつもりなのに疲労が蓄積している人は、この傾向が強いかもしれません。ですから、体力をつけるためにも、質のいい睡眠を心がけてましょう。質のいい睡眠は、寝具を工夫してみたり、就寝の30分前に入浴したり、就寝前にアロマテラピーを楽しむなどで得られるそうなので、体力作りのための試みとして、始めてみてはいかがでしょう。