体力不足をカバーできる看護師の働き方

受付や医師の補佐、患者の対応など、看護師はさまざまな業務をこなさなければなりません。さらに、大きな病院だと1日に移動する距離も長くなり、疲労が溜まりやすい職業と言えるでしょう。特に緊急の患者が多く来院するような場合は、一人で複数の患者に対応しなければならないことも少なくありません。そのため、看護師は体力がなければ、1日フル稼働することができないと言われています。

ただし、中には体力がない看護師もいると思いますし、運動や睡眠などを意識しても、すぐにその効果が現れずに苦労している人もいるでしょう。そこで、ここでは体力不足を感じた場合の勤務の仕方について私の考えをお話します。

まず、正社員として働く場合は、一般的には日勤や3交代勤務だと労働時間は8時間となり、2交替の夜勤に入ると16時間にも及ぶことになります。しかも、忙しいときには、それに残業も加わってしまいます。ですから、体力に自信がない場合は、時間限定で勤務できるパートのような非正規社員として働くことをおすすめします。パートなら午前中のみや6時間勤務など、時短で働くことができるので、無理なく働くことが可能です。しかも、正社員のように責任の大きな仕事を任されることもないので、精神的にも楽になると思います。

また、勤務時間はそれほど問題でなくても、患者の体位変換や急患などの応対が体に堪えている場合は、介護施設で看護師として働くというのもアリでしょう。介護士と看護師の仕事がきっちりと分担されている介護施設なら、バイタルチェックや施設内の衛生管理といった仕事が主な業務になるので、病院勤務よりも仕事の負担は軽くなります。このよに、働き方を変えれば、体力不足をカバーしながら看護師として長く活躍していけるのではないでしょうか。